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体外衝撃波治療

Medical

体外衝撃波治療

FOCUSED ESWT — 2026.09.03 導入

その痛みは、
集束させれば、届く。

集束型体外衝撃波治療

保存療法を続けても改善しない「治りにくい」痛み——他院で改善しなかった難治例にも。戸畑駅Fプラス整形外科は、エネルギーを深部の一点に集める「集束型体外衝撃波治療」を導入します。

  • 深達度:最大125mm
  • 導入機器:DUOLITH® SD1 ultra
  • 体制:戸畑区内で導入施設はまだ限られています

「拡散型」とは、届く深さが違う。
01 — DIFFERENCE

体外衝撃波には大きく分けて2種類あります。エネルギーを表面近くで拡散させる「拡散型(圧力波)」と、体内の一点に集めて深部まで届ける「集束型」です。当院が導入するのは後者、集束型です。

集束型(当院導入)、一点に集中 → 深部の病巣に到達。拡散型(参考)、表面付近で拡散 → 筋肉・広い範囲向け

集束型は深達度125mm・焦点サイズ5×30mmの一点にエネルギーを集中。腱の付着部や骨など、体の奥にある難治性病変まで届きます。

集束型
F-SW
拡散型
R-PW
エネルギーの伝わり方 組織境界で屈曲・反射しながら一点に集中 皮膚表面(接触部)で最大、以降拡散
深達度 〜125mm(焦点 5×30mm) 〜50mm
圧力 10〜100 MPa 0.1〜1 MPa
主な対象 腱の付着部・骨・難治性腱障害など深部の病変 筋肉のこり・広範囲の消炎鎮痛
音・刺激 比較的静か やや大きい
  • DUOLITH®SD1 ultra
    日本初、小型の集束型体外衝撃波装置(STORZ MEDICAL社)を導入
  • 1998—
    スペイン・イタリア等サッカー代表チームの現場でも採用されてきた実績のある技術です
  • まだ少数
    拡散型に比べ導入コストが高く、集束型を備える医療機関は北九州エリアでも限られています

保存療法と手術の間、
「第3の選択肢」。
02 — POSITIONING

湿布や安静、リハビリを続けても良くならない。かといって、すぐに手術は避けたい——そんな方のための治療法です。低侵襲で、重篤な合併症の少ない安全性の高い治療として、保存療法と手術療法の間に位置づけられています。

保存療法

運動制限・湿布・リハビリテーション

改善しない場合 体外衝撃波治療

体外衝撃波治療

低侵襲・重篤な合併症が少ない
短時間・通院で受けられる
第3の選択肢

それでも改善しない場合 手術療法

手術療法
入院・麻酔が必要な場合も

こんな「治りにくい」痛みに。
03 — CONDITIONS

6ヶ月以上保存療法を続けても改善しない難治例、他院での治療で十分な効果が得られなかった方も対象になり得ます。焦点を狙った部位にピンポイントで照射できるのが集束型の強みです。

足底腱膜炎、国内唯一の保険適用対象疾患 アキレス腱炎、腱の付着部の炎症・変性 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、ゴルフ肘にも 石灰沈着性腱板炎、肩の強い痛みに 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、スポーツ障害に 難治性疲労骨折・偽関節、骨癒合が進まない例に 大転子部疼痛症候群(股関節・腰部)、股関節周囲・腰部の慢性痛に

他院での保存療法・治療で改善が見られなかった方も、一度ご相談ください。

なぜ効くのか。2つの作用。
04 — MECHANISM

衝撃波は音速を超えて瞬間的に開放される圧力波。組織の境界で屈曲・反射しながら深部に届き、短期的な鎮痛と、長期的な組織修復の両方に働きかけます。

短期的な鎮痛
痛みを伝える神経終末に作用し、痛みの伝達物質(CGRP・サブスタンスP)を減少させることで、比較的早い段階から痛みの緩和が期待できます。
長期的な組織修復
血管新生やコラーゲン産生を促す成長因子の産生を刺激(メカノトランスダクション)。変性した腱組織そのものの修復を後押しします。
  • 痛みを軽減
  • 血流を改善
  • 成長因子の産生を刺激
  • 線維芽細胞を刺激
  • 幹細胞の増生を刺激
  • 傷(組織)の修復能力を改善

1回の治療の流れ。
05 — FLOW

通院での外来治療です。1回の治療は目安として10〜20分程度、着替えの必要もなく、日常生活への支障はほとんどありません。

1

問診・診察と適応判断

症状・経過をうかがい、エコー検査等で圧痛部位や病変を確認し、治療の適応を判断します。

2

セッティングと機器配置

治療部位に合わせてプローブ(照射ヘッド)の位置を調整します。

3

圧痛点の特定

実際に痛みが強く出ている一点(圧痛点)を確認しながら焦点を合わせます。

4

治療開始

エネルギーレベルを調整しながら照射します。痛みの感じ方には個人差があります。

5

治療終了とアフターケア

治療後の注意点をご説明します。多くの場合、そのまま日常生活・お仕事に戻っていただけます。

PRP・プロロセラピーと組み合わせる
Bio-Mechano-Therapy。
06 — HYBRID

衝撃波による「機械的(Mechano)刺激」と、PRP・プロロセラピーによる「生物学的(Bio)修復材料」を組み合わせることで、単独治療では得にくい相乗効果を狙います。難治例には特に有効な選択肢です。当院ではPRP療法・PDF-FD療法を厚生労働省届出済みの再生医療等提供計画に基づき、既に実施しています。

組織修復・治癒の促進

1

まず衝撃波で反応を見る

低負担な衝撃波治療から開始し、痛みの反応・改善の度合いを確認します。

2

必要に応じてプロロセラピーを追加

靱帯・腱付着部の安定化を図りたい場合に組み合わせます。

3

難治例・スポーツ復帰を急ぐ方はPRPを追加

成長因子による組織修復を後押しし、より高い相乗効果を狙います。当院では第2種・第3種PRP療法を既に実施しており、ご希望に応じてご案内します。

PRP(多血小板血漿)療法は、ご自身の血液から取り出した成分を患部に注入し、組織修復を促す治療です。当院では厚生労働省届出済みの再生医療等提供計画に基づき実施しており、種別によりご用意しているプランが異なります。

料金のご案内
07 — PRICE

体外衝撃波治療(集束型)は選定療養費としてご案内します。学生の方は割引価格でご利用いただけます。

一般
5,500円 / 回
学生
(小・中・高・大学生/専門学校生)
3,300円 / 回

※学生料金は、小学生・中学生・高校生・大学生・専門学校生の方が対象です(受付にて学生証または保険証等年齢のわかるものをご提示ください)。
※選定療養費(保険外併用療養費制度)としてのご案内を予定しています。制度上の取り扱いにより価格・運用が変更となる場合がありますので、詳細は受診時に受付・医師までお問い合わせください。PRP・プロロセラピーとの組み合わせ(ハイブリッド治療)は既に実施しており、料金はハイブリッド治療のご案内をご覧ください。

安全性について
08 — SAFETY

  • 低侵襲で、重篤な合併症の少ない治療法とされています。
  • 治療後、腫脹・発赤・血腫・点状出血・痛みなどが生じることがありますが、通常5〜10日程度で軽減します。
  • 悪性腫瘍のある部位や、妊娠中の腹部への照射は行いません。
  • 治療の適応や回数は、診察・エコー検査の上で医師が判断します。
禁忌
(治療をお受けいただけません)
  • 治療部位に悪性腫瘍がある場合
  • 妊娠中の腹部・骨盤部への照射
  • 治療部位に活動性の感染症がある場合
  • 重度の出血性疾患がある場合
  • PRP・PDF-FD療法をご希望の方で、血液感染症検査(HIV・HBV・HCV・梅毒・HTLV-1)が陽性の場合(PRP・PDF-FD療法はお受けいただけません。体外衝撃波治療単独でのご案内は可能です)
事前にご相談ください
(慎重な適応判断が必要)
  • 抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方
  • 骨端線が残る成長期のお子様
  • 心臓ペースメーカーなど植込み型医療機器をお使いの方
  • 治療部位に最近コルチゾン(ステロイド)注射を受けた方
  • PRP・プロロセラピー併用をご希望の方で、血小板減少症・重度貧血などの血液疾患がある場合

効果には症例による差があります。上腕骨外側上顆炎(テニス肘)や、アキレス腱症のうち圧痛・疼痛閾値の改善、また膝蓋腱症の重症例(腱の肥厚が大きい、6ヶ月以上治療を継続しても改善がない、腱の厚みが11.5mm以上など)では、衝撃波単独での有効性が十分に得られないとの報告があります。このような場合は手術的治療の検討も含め、PRP・プロロセラピーとの併用や他の治療法との組み合わせをご提案することがあります。診察の上、患者様お一人おひとりに適した治療方針をご相談させていただきます。

当院の体外衝撃波治療器

DUOLITH® SD1 ultra

当院では集束型の体外衝撃波疼痛治療装置・DUOLITH® SD1 ultraを導入しています。
拡散型と比較して、強いエネルギーをピンポイントに集束できるため、患部に対してエネルギー強度を高く照射することが可能です。

※DUOLITH® SD1 ultraは2015年2月に厚生労働省の薬事承認を取得した医療機です。
2015年4月には難治性足底腱膜炎で保険適用されています。